漫画から、人物のいない背景資料へ。

背景の参考資料は、人物を動かす前に、場所の見え方を確認するための絵です。まず、元になる漫画を添付して、人物のいない背景を取り出します。

背景だけを取り出す依頼文
添付した漫画からキャラクターを消して、人物のいない背景だけの画像にしてください。建物や道、小物の位置は、元の漫画に合わせてください。

背景を取り出す目的に絞って、読者向けに整えた依頼文です。下の四方向の資料は、元の制作時の会話を経て作ったものです。

AMATOの制作で添付した漫画には、アマトとクオンが運河沿いを走り、橋を渡る様子が描かれています。

実際の動画生成に添付した背景資料の元画像。左上は橋へ向かう道。

運河と橋を、四つの位置から見る。

返答では、四枚の役割が次のように説明されています。画像を拡大して、道と水面、橋の見え方を比べてみてください。

01

左上:橋への道

水面が左、石畳の道が右。道の先に橋が見えます。

02

右上:振り返った道

水面が右、建物と道が左。逆向きから見せるための資料です。

03

左下:橋の全景

運河の向こうに橋全体を見せる構図。橋の形と両岸の街並みが見えます。

04

右下:橋の上

手前から続く床板と、左右の欄干が見えます。橋を渡る場面の参考です。

この資料で確認できるのは、人物が進む場所を、複数の向きから用意したことです。木造の建物、桜、青い運河といった特徴を見比べられます。建物一軒ごとの位置まで同じかは、別に照合する必要があります。

添付した漫画と、実際の会話を見る
実際の依頼。運河沿いと橋を走る漫画を添付しています。

プロンプトと背景のリファレンス資料も生成して

制作時は、背景資料と動画用の指示文を一緒に依頼していました。上のコピー欄は、背景づくりだけに絞って書き直しています。

返答には「2枚目の修正版を使ってね」とあります。上の元画像は、その後の動画生成にも添付されていた背景資料です。初回版と修正版の変更点は、この会話画面だけでは特定できません。

背景資料は、動画でどう見えた?

この四分割の背景資料とAMATOの設定画を添えて、20秒の動画を生成しています。下は、その動画の10秒地点です。上の資料の左上と見比べてください。

生成済みの20秒動画から、10秒地点を切り出した一枚。
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水面は左、道は右

資料の左上も、動画の一場面も、左に青い運河、右に石畳があります。二人が走る場所を見比べます。

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道の先に、木の橋

どちらも道の奥に橋が見えます。動画では橋が大きく映っています。近さが変わっても、道と橋の関係を確認できます。

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右側の店を目印にする

青い暖簾、果物の木箱、桜がどちらにもあります。色だけでなく、道のどちら側に並んでいるかを見ます。

生成時には、背景の位置を言葉でも指定しました。次は、実際に使った指示文からの抜粋です。

実際に使った指示文の一部
橋へ向かって左に水路、右に木造の建物。橋の手前右に青い暖簾、赤い果物の木箱、桜の木。橋は水路を横切り、対岸の赤い暖簾の店側へつながる。

「同じ背景か」を見るときは、水面・道・橋の三つから。細かい飾りを数える前に、人物がどこを進んでいるかを確かめると見比べやすくなります。

この一枚では配置の共通点を確認できますが、橋脚の本数や建物の細部まで一致するわけではありません。動画全体のつながりや本編への最終採用を示すものではありません。

廊下の背景も、漫画を添えて依頼。

AMATO第5話の制作では、木造の廊下に雪景色や桜の街並みが現れる漫画を添付し、背景資料づくりを進めました。下が実際に用意した、人物のいない四分割の背景資料です。

ゆーだの依頼は「ここの背景も」。背景資料を作っていた会話の続きで送った言葉です。この一言だけを使う手順ではなく、添付漫画と、それまでの会話を含む制作記録として見てください。

① 用意した背景資料。撮る方向と、記憶の景色が消えた状態を四つに分けています。

四つの背景は、何が違う?

背景資料には、人物のいない廊下が四つ並んでいます。生成時の返答では、次の役割が付けられています。

01

左上:進む方向

雪の記憶から桜の記憶へ進む方向。左側に景色が並び、廊下の奥へ床板と柱が続いています。

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右上:逆方向

同じ廊下を逆方向から見せるための背景。景色が画面の右側に並んでいます。

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左下:横から見る

桜と雪の景色、柱を横から確認する配置。奥へ続く廊下の画と、見える範囲が違います。

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右下:景色が消えたあと

記憶の映像がない状態。壁、柱、床、低い灯籠が見えます。

角度と、出来事の前後を分けて見る。

左上と右上は、撮る方向を変えるための資料です。左下と右下は、景色が見える状態と消えた状態を比べられます。別の場所を四つ作ったというより、同じ場面で必要になる見え方を分けた資料です。

この背景を使って、光を追う一枚へ。

最初は、横から見たアマトが光へ手を伸ばす画像を添え、次のように依頼しました。

全速力で光を追いかけるダイナミックなカメラワークのシーン 20秒で

そのあと、動画の最初に使う一枚について、追加で依頼しています。

もっと追いかけてるように見えるスタートのイラストも準備

返ってきたのが、下のイラストです。アマトの背後から、前方の光を追う構図になりました。これは、背景資料と漫画を共有していた会話の続きで行った依頼です。

② この背景資料を使って生成したイラスト。アマトの背後から、前方の光を追う姿を見せています。

木の柱、低い灯籠、床の反射、桜の街並みが浮かぶ景色を、背景資料と見比べられます。最初に添えた横からの画像に対して、生成した一枚ではカメラが背後の低い位置に変わっています。手前にアマト、その先に小さな金色の光が見えます。

背景の特徴を引き継ぎながら、人物・追う対象・カメラの位置を組み合わせた一枚です。人物の後ろから前方の光へ目を向ける構図になっていることを確認できます。柱の本数や景色の位置まで完全に一致するかは、別の確認点です。

ここで掲載している生成結果は静止画です。この一枚から生成した追跡動画や、その最終採用までを示すものではありません。

背景資料を作ったときの会話を見る
実際の制作記録。上に添付漫画と依頼、下に生成された四分割の背景資料。拡大して確認できます。

まず、柱と景色の位置を見比べる。

自分で見直すなら、左上と右上で、柱と雪・桜の景色がどの順番に並んでいるかをたどってみてください。撮る向きが変われば画面上の左右も変わります。「右にあるか」だけでなく、どの柱の隣にあるかを見るのが確認の入口です。

今回の画面には見取り図は載っていません。厳密に同じ空間として成立しているかは、別角度の画像と配置を照合する必要があります。この資料だけで、背景のつながりがすべて解決したとは言えません。

次へ:この一枚で、どこを見てほしい?

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