背景にも「基準」を用意する。
2026年9月9日に、キャラ・背景・カットの資料を先に揃えることを、今後の制作の基本にしました。このノートでは、その準備方針と、資料を確認するときの考え方をまとめます。
カメラを反対側へ回しただけなのに、建物の入口や人物の立ち位置まで変わってしまう。背景をカットごとに考えると、きれいな一枚ができても、前の場面とつながらないことがあります。
そこで揃えたいのが、同じ場所を別方向から確認できる資料です。まず建物、道、入口、小物の位置関係を決め、その配置を各カットの共通の基準にします。
先に揃えたい、四つの資料。
「どの画像を何のために渡すか」がわかる状態にします。資料を増やすことより、役割が重ならないことを意識します。
キャラの基準資料
顔、体格、衣装、配色を決める資料です。背景やポーズの参考に別の人物が写っていても、外見はこちらに合わせます。
場所の配置図
建物、道、入口、目印となる小物と、人物が動く範囲を記します。簡単な図でも、画面外にあるものの位置を確認できます。
必要な方向から見た背景
全景、反対方向、左右の斜めなど、実際に使うカメラ位置の背景を用意します。見えない部分を描いたら、配置図と矛盾しないか確かめます。
シーンのカット一覧
構図、表情、ポーズ、光を並べて確認します。3×3の9カットを検討用の基本形にし、必要な数は場面に合わせます。採用したカットは個別画像に整えます。
動画にする前に、食い違いを直す。
まず、前後のカットを並べます。建物の形だけでなく、入口が同じ建物にあるか、人物が向かっている先に道があるかを見ます。角度が変わると左右の見え方も変わるため、画面の左右だけで判断せず、配置図へ戻るのが基準です。
追いかけられる場面なら、人物と追ってくる相手の位置、逃げ道を先に決めます。別の角度に切り替えたときも、逃げている人物が相手へ戻っていくように見えないかを確認します。
光も共通の条件です。同じ時間の場面なら、窓や太陽がどちらにあり、顔や建物のどちら側に光が当たるかを見比べます。食い違いがあれば、動画に進む前に開始画像を直します。
背景資料を作るための指示例。
基準にする背景画像と配置図を添付して使う例です。生成された別角度の画像は、配置図と照合してから採用します。
添付した背景画像と配置図を基準に、同じ場所を別方向から見た背景リファレンスを作成してください。 用途:アニメのカット間で、同じ空間を保つための資料。 維持するもの:建物の形、道、入口、小物の位置関係、時間帯、光源。 用意する画角:正面の全景/反対方向/左斜め/右斜め。 キャラクターは入れず、背景の構造が確認できる構図にしてください。 画面外の構造が不明な部分は案として分け、確定した設定と混同しないでください。各アングルを作った後、配置図と照合します。
このノート用に作成した指示例です。公開済みアニメの制作当時のプロンプト原文ではありません。
採用前に見るのは、位置・動き・光。
場所の配置が一致すること。前後の動きがつながること。同じ場面として光がつながること。この三つを満たした画像を、そのカットの基準として残します。次の画像を作るときも、修正途中の画像と採用済みの画像を混ぜずに参照します。
背景資料の準備と確認方法をまとめた制作方針です。掲載画像は作品ビジュアルで、多方向資料の完成セットや、動画の改善率を示す比較結果ではありません。


