どの角度でも、同じキャラクターに。
横を向く。振り返る。遠くから走ってくる。アニメでは一人のキャラクターを、いろいろな向きと距離から見せます。正面の顔が似ているだけでは、ほかのカットまで同じ人物になるとは限りません。
基準にするのは、正面・側面・背面と、表情を確認できる設定資料です。AMATOの設定画を見ながら、どこを変えずに描きたいかを整理します。
顔だけでなく、体格と衣装も。
AMATOのイラストでは、少年らしい年齢感を保つことを重視しています。目や髪型が合っていても、輪郭や頭と体の比率が変わると、少年らしさまで変わって見えます。
顔・年齢感
目の形、輪郭、髪型、顔のパーツの位置を見比べます。強い表情にしたときも、急に年齢が上がって見えないかを確認します。
体格・シルエット
全身の比率と、他の登場人物と並んだときの大きさを確認します。カメラとの距離による見え方と、設定上の体格の差を分けて考えます。
衣装・所持品
服の重なり、丈、配色、小物の位置を照合します。向きが変わっただけなのか、模様や装備の左右が入れ替わったのかを確かめます。
手は、本数と向きを一緒に見る。
指の数だけ合っていても、手首が反対に曲がる、親指が不自然な側に付く、腕から手へつながらないといった違和感は残ります。腕、手首、手のひら、親指の順でたどり、自然につながっているかを見ます。
一本の手は五本の指が基準ですが、握ったり物に隠れたりすれば、全部の指先が見えるとは限りません。見えていない指を無理に追加せず、重なりとして成立しているかを確認します。
修正を重ねて形や画質が崩れてきたら、正式な設定資料へ戻ってポーズから描き直す方法を選びます。採用候補は前後のカットと並べ、同じ少年が続けて動いて見えるかを確認します。
参照画像の役割を伝える。
人物・ポーズ・背景の基準を分けて伝えるための指示例です。画像の番号は、実際に添付する順番へ合わせます。
画像1:キャラクターの正式な設定資料。顔、体格、衣装、配色の基準。 画像2:今回のカットの構図とポーズの参考。 画像3:背景の構造と光の参考。 画像1のキャラクターを、画像2の構図・ポーズで描いてください。 少年としての年齢感、髪型、体の比率、衣装と配色を維持してください。 背景は画像3を参照し、人物と空間の大きさを合わせてください。 手が画面に入る場合は、腕から手首、手のひらまで自然につながるポーズにしてください。一本の手は五本指とし、隠れる指は重なりに従って描き、余分な指先を追加しないでください。
このノート用の指示例です。生成後には、設定資料との照合と、前後のカットの確認を行います。
顔、年齢感、体格、衣装、手のつながりを確認する。一枚の完成度と、前後のカットで同じ人物に見えることを、一緒に見ます。


